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世帯主が死去したら、家族が行わねばならない手続きが沢山あります。

お葬式の料金の平均相場

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一般的に、お葬式の料金は非常に高額です。日本消費者協会が2014年に行った「第10回 葬儀についてのアンケート」では、葬式の料金の全国平均相場は188万9000円との事です。これだけ高額になっている理由としては、葬儀を行う機会はそんなに多くないので、相場がわかりにくいという事が挙げられます。また、家族が亡くなってから葬儀を行うまでの時間は少ないので、色々調べている余裕が無い事も理由の一つです。つまり、葬式業界はこれまでボッタクリが横行していたと言えます。

実際、諸外国と比較すると、アメリカの葬式の料金は平均約44万円、イギリスは約12万円ですから、日本は突出して高いと言えます。しかし、同アンケートの第9回(2010年)時では199万9000円、第8回(2007年)では231万円でしたから、日本の葬式の料金の相場はまだまだ高額とはいえ、年々減少傾向にあるようです。

日本消費者協会のアンケートはサンプル数も少なく、信憑性に欠ける(もっと少額で済む)という専門家も居ます。例えば「子供に迷惑をかけないお葬式の教科書」著者の赤城啓昭氏は、お布施込みでも150万円を越える事は無いと断言していますし、当サイト管理人も実体はもう少し安いと感じています。しかし他にお葬式の費用を調査した公的な資料は存在しないので、当サイトでは189万円という数字をベースに説明しています。

葬式の料金は、主に「葬儀費用」「実費費用」「寺院費用」の3つに分類されます。

・葬儀費用とは、葬儀社に支払う費用の事で、祭壇の設置、棺の代金、遺体処置のためのドライアイス、その他人件費などが含まれており、2014年の平均相場は122万2000円です。

・実費費用とは、斎場の使用料、火葬料、飲食費用、返礼品など、葬儀社以外に支払うお金で、平均相場は33万9000円です。なお、飲食費用や返礼品の金額は、通夜や葬儀の参列者数で大きく変わる場合があります。

・寺院費用とは、お坊さんを呼んでお経を読んだり、戒名を付けてもらうために必要なお金で、平均相場は44万6000円です。ただし、寺院費用は、お布施や心付けなどの曖昧な表現をされる事が多いため、金額はケースバイケースでかなり差があります。

アンケートは各項目の回答者が違うため、それぞれの費用と合計は一致していません。

料金を抑えるための方法

遺族の中には、故人の最期を盛大に送りたいと思う人もいるかもしれませんが、大多数の遺族は、葬式の料金は出来るだけ安く抑えたいと考えるはずです。では、葬式の料金を安くするためにはどうすれば良いでしょう。

その方法の一つが、葬儀プランの最低ランクを選ぶようにする事です。多くの葬儀業者はいくつかのプランを用意しており、予算や規模に応じた内容でランク分けされています。日本人の気質では、松・竹・梅の3ランクがあったとすると、どうしても梅には抵抗を感じる人が多く、真ん中の竹が選ばれがちですが、そこを割り切って梅にする事で、費用が安く抑えられます。ランクが低いと、棺や祭壇(花)が廉価なものに格下げされますが、素人目に分かるほど低品質なものが使われる事は、ボッタクリ葬儀屋以外ではまずありません。

日本では葬式に限らず、寿司屋やホテル・旅館のプラン等でも、松竹梅の「竹」に相当する中間のプランが、最もコスパが悪い(客にとっては割高)事が大半です。多くの日本人が中間のものを選ぶ傾向なので、売り手はそこで大きく利益を上げようとする構造になっています。

他に、家族葬のような小規模な葬儀にするという方法もあります。お葬式の料金は、参列者の人数に比例して増えていきます(会場規模や料理など)。通夜や葬儀に来る人を最小限にする事で、斎場使用料や飲食費用、返礼品などが節約出来ます。その分香典も少なくなりますが、金額などしれているうえ、香典返しも必要なのでどうせ利益は少ないです。

★関連ページ;香典でどの程度お葬式の費用を賄える?

また、寺院費用はかなり抑える事が可能です。葬儀におけるボッタクリの最たる物が戒名代金であり、名前を付けて貰うだけで40万円前後のお金を取られるというのは酷い話です。死後に戒名を付けなければならないという法律はなく、単に昔ながらの風習でしかありません。戒名をきっぱりと断る事で、葬式の料金が大幅に安く出来ます。そして、納骨を骨仏や散骨にする事で、お墓の使用料も節約可能です。

なお、葬式の料金は業者によって大きく差があります。複数の会社から見積もりを取って、最も安いところを選ぶのが、葬儀を安くする一番の方法です。ただし、亡くなってから葬儀社を探している時間的余裕はありませんので、予め選んでおく事が重要です。最近では、スーパーのイオンなども格安の葬儀サービスを行っており、こうした従来の葬儀業界とは別のライバル会社が参入してきた事が、葬式の料金相場を下げていく事に繋がりつつあります。

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