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お葬式で子供の服に関するマナーと注意点

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お葬式の際、子供の服装をどうすれば良いか?悩む親御さんは多いでしょう。子供が小さいうちから礼服を用意している家庭など滅多にありませんよね。

まず基本事項として、日本では学生服は正式な喪服として認められるというマナーです。中学生や高校生で普段から制服の学校なら、学ランやセーラー服を着ていれば問題ありません。

しかし、小学生以下の子供は制服を持っていない場合が多く、お葬式で着る服が無いという事態に陥ります。子供用の喪服を販売しているお店もありますが数は少なく、何より子供はすぐに成長してしまうので、折角買った喪服も一度しか着ずに終わってしまう可能性もあります。

ですからお葬式の際、子供には普段着としても使えるような黒系統の服を用意して喪服の代用にするのが、一つの方法です。男の子の場合は、黒いブレザーとズボン、そして白いシャツで揃えましょう。ネクタイは用意できればベストですが、無くてもマナー違反ではありません。

女の子の場合は、黒いブレザーとスカートに白いシャツの組み合わせ、もしくはワンピースを選ぶと良いです。基本的には無地の物を選ぶのがベストで、かわいいからとワンポイントの飾りがあるような服は、極力選ばないべきです。どうしても黒が用意出来ない場合は、グレーや紺など、比較的黒に近い色で揃える事が無難です。イオンなどの大手スーパーや、子供服専門店の西松屋などに行けば、こうした服も揃えやすいはずです。

女の子のお葬式での服装例

注意点としては、夏場に黒系統の服はあまり販売されていない事です。大人向けのフォーマルスーツは年中販売されていますが、子供の喪服は前述のように普段着の流用が多いです。ですが黒は光を吸収して暑いので、夏用の服には使用されないため、イオンや西松屋の店舗でも数が減る傾向です。したがって夏場は、後述するネット通販でのレンタルが有効です。

靴は柄や色に注意すればスニーカーでも一応OK

また、子供の靴については忘れられがちです。黒の革靴が望ましいですが、無ければスニーカーでも大丈夫でしょう。ただし靴の色は黒系統で、出来るだけシンプルで、キャラクターの柄などが無いデザインの物を選ぶ事が注意点です。

なお、前述の通り子供は成長が早く、お葬式のために買った礼服を二度と着ないまま終わるケースは少なくありません。普段着として使えそうな服を選んだ場合でも、特に女の子はピンクや白などのかわいい色を好む傾向があるため、黒い服は敬遠されがちです。ゆえに、子供のお葬式用の服はレンタルにするという方法も有効です。

有名どころでは、インターネット通販大手の楽天で子供用の喪服のレンタルサービスが行われています。15時までに注文すれば即日に発送してくれますし、料金も一式で5000円前後と、買う場合と比較してかなり安いのでオススメです。種類も豊富なので「なるべくかわいい服を選びたい」というニーズも探し当てやすいでしょう。

お葬式での子供服選びの注意点まとめ
・学生服があればマナー的に問題なし。無い場合は黒系統で無地の服を
・靴は柄や色に気を付ければスニーカーでも大丈夫
・西松屋やイオンで買えるが、楽天などでレンタルする方が更に安く済む

ちなみに、赤ちゃんや乳児の場合はお葬式でそこまで厳格なマナーは要求されません。柄の少ない、あまり派手すぎない服を選べば問題ありません。

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