親や夫が亡くなったら行う手続き
世帯主が死去したら、家族が行わねばならない手続きが沢山あります。

家族葬のメリットと問題点

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家族葬とは、故人の友人や職場仲間、近所の人などを招かずに、近親者のみで行う葬儀の事です。近年では、隣近所など地域の結び付きが弱くなっていることや、高齢で亡くなると人間関係が疎遠になっている人も多いです。これらの理由により、家族葬を選ぶ遺族の割合が32%と全体の3分の1を占めるまでに増えています(出典;鎌倉新書の調査)。

家族葬の割合は全体の32%

但し家族葬には、色々とメリットも多いのですが、いくつか問題点もありますので、選ぶ際には注意しておく必要があります。

家族葬の一番のメリットは、お葬式の費用が安く済むことです。家族葬は参列者が少ないので、葬儀場も小規模で済みますし、食事などにかかる費用が抑えられます。一般的なお葬式の料金の平均相場は200万円近いですが、家族葬にすれば50万円程度まで抑えることも可能です。

他には、葬儀の準備に手間がかからない事もメリットです。家族が亡くなってから葬儀が行われるまで、通常は2〜3日しかありません。その間に、亡くなった事を関係者に電話連絡したり、参列者の受け入れ準備をする必要があるため、かなりスケジュールに追われる事になります。そのため、故人との別れを偲んでいる時間はほとんどありません。

その点、家族葬の場合は連絡は身内だけで済みますし、受付などを準備する必要も無いため、ある程度は時間的な余裕が生まれます。またお葬式の後も、香典返しなどの対応が必要ない事もメリットと言えます。

参列者に余計な気を使わないで済むというメリットもあります。故人と付き合いの深かった友人が、遺族とも知り合いであるとは限りません。参列者の多くが遺族の知らない人・・・という状況は、好ましい事ではないでしょう。最近は遺言で、自分の葬儀を家族葬にしてほしいと望む人も増えており、最期の見送りは家族だけで十分だと考える人の割合は多いです。

家族葬を選ぶ際の注意点

こうしたメリットがある一方、家族葬には周囲の反発を招く恐れがある、という問題点を抱えています。人間は生活していくうえで、多くの人との関わりを持ちます。中には、故人と家族以上に親しい付き合いをしていた人も居るかもしれません。そうした人達の想いを一切無視して、身内・親族だけで葬儀を済ませてしまえば、後々トラブルに発展する可能性もあります。

その他にも、お葬式の後に家に弔問に来る人が増えるというデメリットもあります。家族葬に理解を示す人でも、やはり故人との別れをしておきたいと考える人は多いです。そのため葬儀後の数日間は、弔問客の対応に追われるという事もあり得ます。

家族葬の最大の問題は、遠い親戚や故人の友人に一体何処まで連絡すべきなのか?また教えなかった人が突然葬儀にやってきたらどうするのか?など、実は人間関係でかえって気を揉むケースも少なくないことです。余計な気を使わないで済む事が家族葬のメリットだと考えられがちですが、実際には色々と配慮が必要で苦労するケースもあるのです。

家族葬のメリットと問題点まとめ
・家族葬の割合は全体の3分の1まで増えている
・費用が安く済み、準備の手間も少ないことがメリット
・家族以外から反発されたり、式後に弔問客が来るなどの問題点もある

死生観の多様化で、豪華で派手なお葬式を希望する人は明らかに減っています。また高齢化により、そもそもお葬式に呼ぶ人(家族や付き合いのある友人)も減少していきます。よって家族葬の割合は、今後も増えていく一方だと予測されています。

ただし上記のように、家族葬には問題点も少なくないため、安さや手軽さなどのメリットだけで選んでしまうのは好ましくありません。家族葬を選ぶ場合は、周囲の人達の理解が得られるか?十分検討しておく必要があるでしょう。

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