親や夫が亡くなったら行う手続き
世帯主が死去したら、家族が行わねばならない手続きが沢山あります。

お坊さんへのお布施の平均的な相場

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家族が亡くなると、お通夜、お葬式、法事など、お坊さんを呼ぶ機会が何度もあります。お坊さんへの支払いは基本的にお布施という形なので、はっきり○○円と金額が明示されず「お気持ちで構いません」などと曖昧な表現をされる場合がほとんどです。

しかし、その言葉通りに気持ちの金額を渡すと「これではお引き受けできません(少なすぎる)」と突き返された!という口コミもあり、実に煩わしい問題です。普通の人はお葬式で喪主をする機会はそう何度もないので、平均や相場などがよく分からないので、お布施の金額に戸惑うケースは非常に多いです。そこで、お布施の本当の相場をまとめてみました。

日本消費者協会が2013年に行った調査では、葬式のお布施金額の全国平均は44.6万円となっています。これは、読経料、戒名料、お車代、御膳料など一式全て含まれた金額です。

とはいえ、お布施の平均相場は地域差も大きく、関東や中部は50〜60万円程度と高額で、中国、四国、九州などは30〜35万円と比較的安めになっています。特に東京は、物価に比例してか、お布施の平均も他地域よりも遙かに高いという口コミが多いです。

また、お葬式は家族葬のような小規模な内容にすれば読経も短時間になりますし、戒名料は人によって10万円程度から100万円以上まで大きく差がある(家庭を見て値段を言ってくる)ので、この相場はあくまで参考程度です。しかし余りにも高額な戒名料を要求されれば、このような平均値を示して反論すべきです。

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そして、初七日や四十九日などの法事のお布施は3〜5万円が一般的な相場です。月命日に自宅にお坊さんを呼んで読経してもらう場合のお布施は、3〜5000円が平均的な金額です。

アマゾンなどのネットのお坊さん派遣は金額が明確

お墓に納骨する場合は、開眼供養として3万円程度のお布施が必要です。お墓を別の場所へ移す改葬を行う場合は、閉眼供養にも同じく3万円程度かかります。また、改葬には別途離檀料が必要で、その平均相場は3〜10万円です。

なお、最近では通販会社大手のアマゾン(Amazon)がお坊さんの宅配を行う「お坊さん便」のサービスを始めた事が話題となりました。お坊さん便は、葬式への手配は55000円〜、戒名代金は20000円〜など、金額が明示されているのが特徴です。

お布施の曖昧な表現が気に食わない人は、明瞭料金のネットのお坊さん派遣の利用も検討してみては如何でしょうか?但し、派遣されるお坊さんの中には、評判が悪い口コミもちらほら見受けられるので、注意が必要です。

お坊さんへのお布施の平均相場まとめ
・お葬式のお布施の全国平均は約45万円
・だが「東京は高い!」という口コミが多い
・法事のお布施は3〜5万円が相場
・アマゾンのお坊さん便など、ネットでは金額が明瞭

ちなみに、お布施は領収書をもらう事も可能な場合が多いです。確定申告で経費扱い出来るかまでは微妙ですが、領収書が必要な人は事前にお坊さんに聞いてみると良いでしょう。

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