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ネットのお坊さん派遣サービスのクチコミと注意点

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2015年末、葬儀の仲介会社「みんれび」が、インターネット通販の大手Amazonにお坊さん便(僧侶の派遣サービス)を出品した事が話題となりました。これまで日本では、先祖代々の墓を受け継いでいくというのが一般的でしたが、近年は死生観の変化によって、檀家と菩提寺という関係性は失われつつあります。こうした状況で、ネットでお坊さんをレンタルするという新たな選択肢が登場したのは、自然な流れかもしれません。


アマゾンのお坊さん便

一般的に、お葬式や法事ではお坊さんに対してお布施という名の料金を支払う必要があります。しかし、お布施の金額は明示されていない場合がほとんどで、お坊さんに尋ねても「お気持ちで結構です」とはっきり料金を言わない場合が大半です。そのくせに「お布施が少ないと拒否された」というクチコミもあり、金銭トラブルに繋がるケースも少なくないようです。

★関連ページ;お坊さんへのお布施の平均的な相場

一方、お坊さん便では「法事・法要の読経は一律35000円」「一日葬は85000円(戒名込み)」といった具合にお布施の料金が予め提示されており、悩まずに済む点がメリットです。実際、お坊さん便利用者のネット上のクチコミは「わかりやすい」「料金が安い」「丁寧に対応してくれた」など、評判は概ね良いようです。

しかし、お坊さん便にはいくつかの注意点もあります。その一つが、依頼者に菩提寺がない事が前提という点です。お坊さん便は菩提寺がない人用のサービスであり、菩提寺があるのに他のお坊さんに依頼すると、トラブルの原因になる恐れがあります。最近では、檀家をやめて菩提寺から別の場所へ遺骨を移す墓じまいを行う人も増えています。但し、墓じまいも事前に親族で十分協議しておかないと、将来トラブルになるリスクがあるので注意です。

ネットのお坊さん派遣サービスは拡大するか?

そして、お坊さん便は急なお葬式には対応出来ない事もある点にも注意が必要です。お坊さん便では、お葬式での読経(55000円〜)も承っていますが、依頼してから実際に派遣されるまで2週間程度のタイムラグが発生する場合もあるので、急に亡くなった場合には、お通夜や告別式での利用が難しいケースが多いです。

また、菩提寺に依頼した場合と違って、ネットの派遣サービスではどんなお坊さんが派遣されて来るかは全く分からないです。中には質や素行に問題があるお坊さんもいるとの事で、そうしたリスクがある事は認識しておくべきです。

ネットのお坊さん派遣サービスのクチコミと注意点まとめ
・明瞭料金なので好評なクチコミが多い
・ただし菩提寺がある場合は利用は難しい
・派遣に時間がかかり、通夜やお葬式での利用は間に合わない事もある
・お坊さんとしての資質に欠けた人が派遣されるリスクもある

ちなみに、お坊さん便の登場について、利権を守りたい全日本仏教会は「宗教行為を商品にしている」と猛反発しています。しかし批判内容が理に適っておらず、ネットでは全日本仏教会を批判するクチコミが多数を占めています。しかも、檀家が少なくなっている現状に危機感を覚えた僧侶達は、次々とお坊さん便に登録を始めているとの事です。今後は、お坊さんもインターネットで選ぶという時代が来る可能性が高そうです。

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