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遺品整理で多いトラブルの事例

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遺品整理は遺族で行う事も可能ですが、作業量が多すぎるので専門の業者に依頼するケースも多いでしょう。しかし、遺品整理業者の中には悪質な会社も多く、思わぬトラブルに巻き込まれるケースもあるので注意が必要です。このページでは、遺品整理のクチコミ情報でトラブルが多い事例を挙げてみます。

料金をぼったくられた

遺品整理でよくあるトラブルの一つが、料金が高すぎること(要はボッタクリ)です。人生で遺品整理を行う機会はそう何度もないので、普通の人には料金の相場がわかりにくいという事情があります。そうした消費者側の無知に付け込んで、高額な請求をする遺品整理業者も少なくないというのです。遺品整理の料金は、引越しなどと同じで荷物の量や建物の状況などをベースに計算され、2LDKの住宅の場合なら15〜20万円程度が相場です。

注意すべき点として、見積りが安かったからといって安心は出来ません。見積り時には安価な査定を提示しておきながら、作業後に「予定より遺品が多かった」とか「処分困難な品物があった」などと理由を付けて、高額な追加料金を請求してくる業者もいるためです。特に、見積りと作業で担当者が変わる業者だと、言った言わないのトラブルが発生しがちなので注意です。

高額で売れるはずの遺品が安値で処分されてしまう

他のトラブルとしては、遺品整理業者が価値の高い商品をだましとるというケースです。遺品の中には骨董品や貴金属など、素人では中々価値が判断しにくい物もあります。本来は高価で売却できる品物なのに、業者が遺族から安価で買い取って、専門店に売却して差額の利益を懐に入れるという事例もあるようです。対策としては、価値がわかりにく物はとりあえず業者に処分を任せず、自分達で専門店で査定依頼する方法が考えられます。

一方で、同じ売却で損するケースとしても、遺品整理業者が貴重品の価値を判別できず、そのまま粗大ゴミ等で捨ててしまう場合もあるようです。遺品整理業者の中には、町の便利屋などの仕事から派生してきた会社も多いです。そのような業者は商品に関する知識に乏しく、高価で売れるはずのコレクションがゴミとして捨てられた!と嘆くクチコミ情報もあります。

こうしたトラブルを避けるには、専門知識を持った遺品整理業者を選ぶのが重要です。日本には一般社団法人遺品整理士認定協会という組織があり、ここで認められた「遺品整理士」の資格を持った人がいる業者ならば、信頼性が高いと言えるでしょう。

業者による遺品の不法投棄

また、近年は一部の遺品整理業者による不法投棄がトラブルの原因となっています。遺品整理の料金には、リサイクル料やゴミの処分代金なども含まれていますが、その費用を浮かせる目的で不法投棄を行っている業者もあるのです。

不法投棄された遺品の中には、故人の身元が特定出来る物が含まれている場合もあり、警察から事情聴取を受ける事もあり得ます。遺品整理業者を選ぶ際、一般廃棄物収集運搬業の許可を持っているかを予め確認しておく事で、こうしたトラブルも避けやすくなるでしょう。

遺品整理でよくあるトラブルの事例まとめ
・料金が見積りより高額になるケースもあるので注意
・業者は不当な金額で遺品を引き取ろうとする場合もある
・不法投棄は遺族側にも責任追及されるリスクがある

こうしたトラブルを出来るだけ避ける方法としては、遺品整理の場には遺族も立ち会うべきです。遺族が監視していれば業者も悪いことをは行いにくいですし、何か問題が起きた場合にもすぐ対応出来るからです。

また、見積りから作業まで専任制の業者であることが重要です。途中で担当者が変わると、追加料金を請求されたり等々の問題が起きやすいから、担当者が専任かどうかも契約前に確認すべきでしょう。

遺品整理業者の評判をネットで調査しておくことも有効です。「ネットのクチコミ情報はあてにならない」と思っている人も少なくないですが、沢山の情報を集めていれば、ある程度、嘘や誇張された情報は判別できてくるはずです。

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