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世帯主が死去したら、家族が行わねばならない手続きが沢山あります。

お金が無い人は一心寺へ納骨しよう

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故人の火葬が済んだ後は、お墓へ納骨する事になります。しかし、お墓の平均費用は200万円近いですし、墓へ納骨するにもお金が必要で、開眼法要(お墓に魂を入れるための儀式)や寺院へのお布施など、諸々の料金を全て合わせると10〜20万円程度かかります。ただでさえ、葬儀には数十万円〜200万円ものお金がかかっているのに、お墓や納骨にまで大金をがかかるのは、遺族にとっては厳しい事です。

そんなお金が無いという人には、一心寺へ納骨をお願いする方法があります。一心寺は、大阪市天王寺区にある浄土宗の寺で、正式名称は坂松山高岳院一心寺と言います。一心寺では、宗派や宗教を問わず、誰でも納骨を受け付けている点が特長です。例えばキリスト教徒であっても納骨して貰えるそうですが、一部例外もあるようです(後述)。

そして、納骨料金は1〜3万円(骨の大小による)と、一般的なお寺の10分の1程度の値段で済む事が大きなメリットです。

一心寺の骨仏

一心寺への納骨が安い理由としては、骨仏(こつぼとけ)という方法が用いられているからです(一心寺では「お骨佛」と呼ばれます)。骨仏とは、納められた大勢の人の遺骨を粉末化して、布糊や土を混ぜて作られた仏像の事です。一体の仏像におよそ15万人の遺骨が使われており、通常のお墓よりも省スペースで済む事が、納骨料金が安い理由です。

一心寺では、年間約15000人の納骨があり、10年毎に一体のお骨佛(骨仏)が作られます。明治20年に最初の骨仏が作られてからこれまでに13体が作られましたが、一部は戦災で焼失したため、2015年現在では7体の骨仏が祀られており、次回は2017年に作られるようです。

宗教や宗派を問わない、お金が無い人の駆け込み寺

なお、一心寺へ出向く際に予約などは必要なく(予約制度は無い)、遺骨と火葬許可書を持って受付時間内(9時〜16時)に行けば、いつでも納骨を受理してくれます。文字通り、お金が無い人の駆け込み寺という存在です。火葬許可証だけは絶対必要との事ですので、忘れずに持参しましょう。

既に何処かのお墓に納骨済みの遺骨を、骨仏にすることも可能だということです。但し、既存のお墓がある自治体での手続き(改葬許可証など)も必要です。

納骨時の服装は、喪服を着なくても特に問題ないそうです。とはいえ、家族の遺骨をお寺に託す訳ですから、最低限のTPOをわきまえた服装にはすべきでしょう。納骨の受付は9時〜16時となっています。なお、一旦納骨した遺骨は返却できない事には注意が必要です。

そして注意点をもうひとつ。一心寺にはかつては専用駐車場がありましたが、現在では無くなったようで、車で行く際には周辺の有料駐車場を利用する必要があります。比較的近くて分かりやすいのが、谷町筋沿いにある天王寺公園茶臼山エントランス駐車場です。お盆など混雑する期間でも、南側のJR線路沿いにある天王寺公園地下駐車場(500台収容)まで回れば、少々遠くなりますが空車は見つかると思います。他にも天王寺周辺はコインパーキングが豊富なので、少し巡回すれば問題なく駐車場の空きが見つかるでしょうが、分かりやすいのは上記二箇所です。

こうした骨仏は一心寺以外にも、東京都大田区の本寿院、愛知県名古屋市の白王寺、香川県高松市の法然寺など、全国のいくつかのお寺で行われています(関連ページ;骨仏で永代供養が可能な全国のお寺一覧)。

一心寺では、基本的に仏教以外の信者も受け入れていますが、創価学会員は拒否されるという口コミ情報もあります。創価学会の教義が極楽浄土を否定するなど仏教の教えを冒涜しているから(?)という理由だそうです。あくまでネットの口コミなので真偽は未確認ですが、仏教を根底から否定するような宗教の信者だと、断られるかも知れません。

最近では、公営霊園の合葬式墓地や都心の納骨堂、海や野山に遺骨を撒く散骨を行う遺族も増えています。従来のように、遺骨をお寺の墓に埋葬するという様式に囚われない納骨方法も広まりつつありますが、骨仏を受け入れる寺院もその一つですね。

一心寺には参拝客は勿論の事、写真を撮るなど観光客と思われる人々も境内に沢山見かけます。近年では外国人観光客の姿も多く見られます。このように自由な雰囲気のお寺なので、納骨を考えたい人は一度、見学に行ってみるのが良いと思います。

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