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納骨(お墓へ埋葬)はいつ行うのか?

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納骨とは、亡くなった人の骨をお墓へ埋葬する事です。納骨はいつ行うのか?という期限を定めた法律はありませんが、一般的には葬儀が終わって遺族も落ち着く頃の四十九日が目安とされています。四十九日は法要の一つの節目であり、忌明けの日とされています。また遺族の多くが集まる事からも、納骨の日取りに適しています。

既にお墓がある場合(先祖の家墓に入る、生前から墓地を購入していた、など)には納骨までにすべき準備は、まずお寺に法要の依頼をする事です。宗派によっては「卒塔婆」が必要と言われることもあるので、お寺に依頼します。お墓に納骨する際は「開眼供養(開眼法要)」と言われる大きな宗教行事とされるので、それなりの金額のお布施(3万円〜)も必要です。

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またお墓に戒名を彫る場合は、石材店への連絡も必要です。そして納骨日には埋葬許可証も必要なので忘れないように注意すべきです。納骨後に遺族で食事(お斎「おとき」)をする場合は、その準備も必要です。

一方、新たにお墓を建てる場合は1〜3ヶ月程度かかるので、四十九日には間に合わない場合もあります。その際いつ行うのかと言えば、やはり百箇日法要や一周忌、お盆など遺族の集まりやすいタイミングまで納骨時期を伸ばす方がベターです。

なお、お墓を急いで買う必要は全くありません。納骨時期は四十九日が一般的とはいえ、前述のように法律的にも宗教的にも期限は無く、いつ行っても構いません。四十九日より遅くなっても、骨壺のまま自宅に保管していれば何も問題ないです。そもそも、遺骨は必ずしもお墓に埋葬する必要はなく、ずっと家に置いていても法律上OKです(ただし墓地以外の場所に埋める事は違法です)。むしろ、焦って高いお墓を買わないように注意すべきです。

納骨に期限は無いので、手元供養など様々な方法を検討すべき

お墓を安く利用するには、公営霊園に埋葬する方法があります。しかし、公営霊園は希望者も多く抽選形式になっている場合が多いので、当選するまで当面、遺骨を自宅で保管しておくというのも一つの方法です。

墓地ではなく納骨堂を利用することも、検討すべきかもしれません。納骨堂は交通の便がよい場所にあることや、屋内なので天気や気候の影響なくお墓参りできるメリットがあります。料金自体も通常の寺院墓地より若干安く済みます。

納骨堂や公営霊園を利用するお金すら無いという人は、一心寺の骨仏ように安価な納骨方法や、手元供養などを考えるもの良いでしょう。手元供養とは、遺骨の一部を加工して、ペンダントやブローチなどを作って身に着ける新しい供養の方法です。故人をより身近に感じられるという事から、近年利用者が増加傾向にあるようです。

納骨(お墓へ埋葬)はいつ行うのか?まとめ
・納骨は四十九日に行うのが一般的だがいつでも良い
・お坊さんへのお布施と、埋葬許可証も必要なので注意!
・なお、ずっと納骨せずに家で遺骨を保管しても法律上問題ない

繰り返しますが、いつ納骨するのかという時期は、法律的にも宗教上からも期限は特にありません。一度納骨すると、他の場所へ遺骨を移す「改葬」には色々と手間が多くなるので、後悔する事のないようじっくり遺族間で検討してから決めるべきです。

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