親や夫が亡くなったら行う手続き
世帯主が死去したら、家族が行わねばならない手続きが沢山あります。

喪中はがきの例文と送る際の注意点

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喪中はがきとは、家族が亡くなった際に、一年間(喪中期間)は喪に服するため、新年のご挨拶は控えさせていただきます、という事を前もって知らせる挨拶状です。書き方がよく分からない挨拶状の典型なので、例文と注意点を紹介します。

喪中はがきは正式名称「年賀欠礼状」と言い、年賀状を送られるのを避けるための風習です。喪中はがきの注意点は、まず相手が年賀状の準備をする前の11月中旬〜12月初旬までに届くように出すのが礼儀です。

喪に服する家族の範囲は、二親等まで(両親、配偶者、子、兄弟、祖父母、孫)が一般的です。つまり、いとこや叔父が亡くなったという場合は、喪中はがきを出す必要は無いとされています。しかし最近では、故人と同居していたかどうかで判断する場合や、仕事とプライベートで分けて考えるというケースも増えているようです。

喪中はがきの書き方・作法に厳格なルールはありませんが、主に下記の三つのポイントについて記述するのが基本です。以下、例文の写真と文章です。

1.挨拶で「喪中につき新年のご挨拶を控えさせていただきます」という旨の文を書く
2.故人について「誰が、いつ、何歳で(数え年)亡くなったのか」を記す
3.お礼で「故人が生前お世話になっていた事への感謝」を述べる

喪中ハガキの書き方実例

この三つの注意点さえ守ればOKで、最後に日付を入れれば完成です。ちなみに、喪中はがきの差出人は、個人名でも家族の連名でも、どちらでも特に問題ないです。

なお、喪中はがきを送らなかった相手から年賀状が来てしまう事はあり得ます。喪中期間に年賀状を受け取る事は好ましくはないものの、特にマナー違反ではないのでご安心を。返事は年賀状の代わりに、年明け(1月7日の松の内以降)に寒中見舞いを送ると良いでしょう。また寒中見舞いは、喪中はがきを受け取った側が、お世話になっている相手などにどうしても挨拶したい時に送る場合もあります。

ちなみに、喪中はがきが始まったのは明治時代の皇室からで、一般家庭にまで広まったのは昭和に入ってからと言われています。つまり、喪中はがきという制度はまだまだ日が浅く、そこまで厳格な作法・ルールは無いという事です。上記の実例を参考に、最低限の注意点さえ守っていれば、喪中はがきの書き方に戸惑う必要はありませんよ。

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